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youtube動画の補足と雑記

Recette 43 チョコチップスコーン

強力粉を加え、ザクザクした食感に仕上げたアメリカンスコーン。

イングリッシュスコーンよりもずっしり重く、食べ応えがあります。

 

難易度 ☆☆

所要時間 約30分(+焼成23分)

 

【材料】(直径8cm 6個分)

薄力粉 90g

強力粉 60g

ココアパウダー 10g

ベーキングパウダー 6g

砂糖 30g

塩 ひとつまみ

無塩バター 40g

牛乳 80g

チョコチップ 40~50g

強力粉(手粉) 適量

牛乳(塗る用) 少量

 

【製法】

《準備①》バターを角切りにして、冷蔵庫に入れておく。

《準備②》オーブンを190℃に予熱する。

1、薄力粉、強力粉、ココアパウダー、ベーキングパウダー、砂糖、塩を入れ、混ぜ合わせる。

2、準備①で角切りにしたバターを入れる。

3、ドレッジ(カード)で細かくきざみ、両手ですりあわせる。

・ドレッジ(カード)を2つ使ってきざむと早くきざめる。

・掌の熱が移らないうにち、手早く細かいそぼろ状にし、粉の中に油を分散させる。

4、牛乳を入れ、混ぜ合わせる。

・くぼませた中央に牛乳を入れる。

5、ある程度まとまったらら、台に広げてこねる。

・こねすぎると生地が固くなり、ザクザクとした食感にならないので、こねるのは最小限にする。バターの粒が多少残ってもOK!

6、生地がむらなくまとまったら、チョコチップを生地にのせ、折り込むように混ぜ合わせる。

7、台と生地に手粉(強力粉)をふり、めん棒で円形にのばす。

・打ち粉は薄力粉でもかまわないが、強力粉の方が粒子が粗くベタつきにくいので、あれば強力粉を使う。

8、直径15cmくらいまでのばしたら、包丁で6等分に切る。

・膨らみにムラができるので、断面に触れないよう注意する。

9、牛乳(塗る用)を表面に塗る。

・焼き色を濃く出したい場合は、塗り卵(卵黄20g+水10ml)を塗る。

・膨らみにムラができるので、断面に牛乳や塗り卵が付かないよう注意する。

10、190℃のオーブンで約23分焼成する。

・焼き加減はオーブンによって微妙に異なるので、温度や時間はあくまで目安。様子を見つつ微調整する。

 

Recette 42 スコーン

ジャムやクロテッドクリームを添えて食べるシンプルなイングリッシュスコーン。

牛乳をヨーグルトに差し換えればふわふわに、生クリームに差し換えるとしっとりとした食感になります。

フードプロセッサーがあれば、材料を全て入れて混ぜるだけでOK!

 

難易度 ☆☆

所要時間 約30分(+冷蔵1時間+焼成20分)

 

【材料】(直径6cm 5~6個分)

薄力粉 150g
ベーキングパウダー 6g
砂糖 15g
塩 ひとつまみ
無塩バター 40g
牛乳 70g
強力粉(手粉) 適量
牛乳(塗る用) 少量

 

【製法】

《準備①》バターを角切りにして、冷蔵庫に入れておく。

1、薄力粉、ベーキングパウダー、砂糖、塩を入れ、混ぜ合わせる。

2、準備①で角切りにしたバターを入れる。

3、ドレッジで細かくきざみ、両手ですりあわせる。

・ドレッジ(カード)を2つ使ってきざむと早くきざめる。

・掌の熱が移らないうにち、手早く細かいそぼろ状にし、粉の中に油を分散させる。

4、牛乳を入れ、混ぜ合わせる。

・くぼませた中央に牛乳を入れる。

5、ある程度まとまったらら、台に広げてこねる。

6、生地がむらなくまとまったら、台に手粉(強力粉)をふる。

7、めん棒でのばし、三つ折りにする。

8、90度向きを変え、再度のばし三つ折りにする。

9、生地をラップで包み、冷蔵庫で1時間以上休ませる。

《準備②》オーブンを190℃に予熱する。

10、台に手粉(強力粉)をふり、冷蔵庫から取り出した生地を1.5cm厚にのばす。

・打ち粉は薄力粉でもかまわないが、強力粉の方が粒子が粗くベタつきにくいので、あれば強力粉を使う。
11、直径6cmの抜き型で抜く。

・断面が斜めにならないように、抜型は垂直にまっすぐ押し込む。

・生地が抜き型にくっつく場合は、型に手粉(強力粉)をつけて抜く。

12、残った生地を練り直して、再度のばし、抜き型で抜く。

・再度折り直した後に冷蔵庫で30分休ませてから抜型で抜くと、焼き上がりが綺麗に仕上がる。

・残り生地を抜かずにまとめて焼いたものは、丸く球状に膨らんでしまう。

13、牛乳(塗る用)を表面に塗る。

・焼き色を濃く出したい場合は、塗り卵(卵黄20g+水10ml)を塗る。
14、190℃のオーブンで約20分焼成する。

・焼き加減はオーブンによって微妙に異なるので、温度や時間はあくまで目安。様子を見つつ微調整する。

 

Recette 41 簡単アップルパイ

焼き色が薄くても気にしないのであれば、塗り卵を省略してもOK!

パイシートとリンゴと砂糖の材料3つで、手軽に焼きたてのアップルパイが楽しめます。

 

難易度 ☆☆

所要時間 約30分(+焼成15分)

 

【材料】(8cm角 4個分)

冷凍パイシート(18×18cm) 2枚

リンゴ 1個

砂糖 30g

卵黄 20g(塗り卵用)

水 10ml(塗り卵用)

 

【製法】

《準備①》冷凍パイシートを常温で解凍しておく。

・すぐ使用するので、冷蔵庫ではなく常温でOK。

1、リンゴの皮をむき、くし切りにしてから適当に切る。

・動画では8等分のくし切りにした後、3等分に切っている。
2、フライパンにリンゴを入れ、砂糖をふりかける。

・好みやリンゴの甘さによって、砂糖は20~40gで調節する。

3、中火にかけ、リンゴから出てきた水分が少なくなるまで炒める。

・お好みでレモン果汁や無塩バターを入れてもOK。

・砂糖が多少飴化してもパイに入れて焼くと溶けるので気にしない。

4、バット等に移し、冷蔵庫で冷ましておく。

・熱いままだとパイ生地の層が溶けてしまうので、しっかり冷ます。

《準備②》オーブンを200℃に予熱する。

《準備③》卵黄と水を混ぜ合わせ、塗り卵をつくる。

5、解凍しておいたパイシートの1枚目を4等分に切る。外枠を1cm程のこし、斜めに5本ずつ切り込みを入れる。6、2枚目も同じ4等分に切り、冷蔵庫で冷ました4のリンゴを中央にのせる。

・ピケされていないパイシートの場合はフォークで何ヵ所か穴をあける。
7、外側のふちに水(分量外)をつけ、切り込みを入れた5の生地を重ねる。

8、縁をフォークの背で軽く押し付け接着する。

9、塗り卵を表面に塗る。

10、200℃のオーブンで約15分焼成する。

 

 

Recette 40 アップルパイ

パイを格子と三つ編みで飾ったカスタードアップルパイ。

スポンジケーキとカスタードクリームを省略し、シンプルにつくってもOK。

カスタードクリームを入れない場合はリンゴのコンポートに入れる砂糖を1.5~2倍(60~80g)にし、焼成時間を短くする。(200℃20分→180℃20分)

 

難易度 ☆☆☆

所要時間 約90分(+焼成60分)

 

【材料】(底の直径20cm 1台分)

※外径20.5cm 内径(底部分)15cm 高さ1.5cmのブリキパイ皿使用

≪カスタードクリーム≫

 牛乳 200ml
 砂糖 40g
 卵黄 40g(約2個分)
 薄力粉 16g
 バニラオイル 適量

≪リンゴのコンポート≫

 リンゴ 2個
 無塩バター 10g
 砂糖 40g(カスタードクリームを入れない場合は60~80g)
 レモン果汁 5ml
 シナモンパウダー 1g

≪組立て≫

 冷凍パイシート(18×18cm) 3枚
 卵黄 20g(約1個分)
 水 10ml
 強力粉(手粉) 適量
 スポンジケーキ(直径15cm 厚さ1cm) 1枚
  ※同量くらいのケーキクラムで代用可

 

【手順】

①カスタードクリームをつくる

②リンゴのコンポートをつくる

③組立て

 

《準備①》冷凍パイシート3枚は冷蔵庫で解凍しておく。

 

【製法① カスタードクリームをつくる】

《準備②》薄力粉をふるう

1、鍋に牛乳と砂糖の半量(約20g)を入れ、強火にかける。

・砂糖を入れておくと牛乳の沸点が上がるため、膜が張りにくくなったり、吹きこぼれにくくなる。
2、砂糖が溶けるまで混ぜ、沸騰したら火を止める。

・吹きこぼさないよう注意する。
3、ボウルに卵黄と残りの砂糖を全て(約20g)入れ、白っぽくなるまで混ぜる。

4、準備①でふるった薄力粉を入れ、混ぜる。
5、2で温めた牛乳を少しずつ加えながら混ぜ合わせる。

・一度に牛乳を入れると、卵黄が煮えて凝固しまうことがあるので注意する。
6、牛乳を温めるのに使った鍋に戻し、火にかける。(中火~強火)
7、ホイッパーで混ぜ続け、もったりしてきたら途中でゴムベラに持ち替える。

・金気が気になる場合は最初からゴムベラで混ぜてもOK。
8、焦がさないようにしっかり混ぜる。

・鍋底がダマになりやすいので、休まず混ぜ続ける。
9、ツヤがでて中心までフツフツしてきたら火を止める。

・火が通ると、一度締まったクリームが再び少しゆるくなるので、そのタイミングで火を止める。
10、バニラオイルを加え合わせる。
11、バット、またはボウルに移し、空気に触れないようにぴったりとラップをかぶせる。

・表面が乾燥しやすく膜ができてしまうので、ラップをぴったりとかぶせる。

・バットに薄く広げているのは、より早く温度を下げるため。
12、冷蔵庫で冷ます。

 

【製法② リンゴのコンポートをつくる】
1、リンゴの皮をむき、くし切りにする。
2、鍋を火にかけ、バターを溶かす。
3、1のリンゴと砂糖を入れ、砂糖が溶けるまで炒める。

・カスタードクリームを入れない場合、砂糖は1.5~2倍(60~80g)入れる。

4、レモン果汁を入れる。

・酸味のあるリンゴを使う場合や、酸味が苦手な人は入れなくてもOK。

5、落とし蓋をして、10分程煮る。(中火)
6、火を止めて落とし蓋をはずし、冷ましておく。

・粗熱がとれたらバット等に広げると早く冷める。

 

【製法③ 組立て】

《準備③》冷蔵庫からカスタードクリームを出し、裏ごしておく。

《準備④》オーブンを200℃に予熱する。

《準備⑤》卵黄と水を混ぜ合わせ、塗り卵をつくる。

1、台に手粉(強力粉)をふり、解凍しておいたパイシートの1枚目を18×20cmにのばす。定規などをあて1.5cm幅に切る。

・(1枚目)1.5×20cmが12本。
2、パイシートの2枚目も18×20cmにのばす。1.5cm幅4本、1cm幅12本切る。

・(2枚目)1.5×20cmが4本。1×20cmが12本。
3、2で1cm幅に切った生地3本の端を接着し、三つ編みを編んでいく。端まで編んだら次の1cm幅の生地を継ぎ足し、12本全て編み込む。

4、パイシートの3枚目は一辺約24cmまでのばし、パイ皿にかぶせ、しき込む。

・底用なので、パイ皿の外周よりもひと回り大きいくらいが目安。

・ピケされていないパイシートの場合はフォーク等で均一に穴を空ける。
5、スポンジケーキをしき、カスタードクリームをのせ、すき間なく広げる。
6、リンゴのコンポートをしきつめる。
7、縁に一周ぐるっとハケで水を塗る。
8、1.5×20cmの生地16本で格子状に編み込む。
9、縁をフォークの背で軽く押す。ぐるっと一周押し付けて、上下の生地を接着する。
10、ナイフで余分な生地を切り落とす。

・パイ皿の側面にナイフを沿わせ、上から下へなでるように切り落とす。
11、縁にハケで水を塗り、3で三つ編みにした生地を縁にのせて接着する。余分な生地は切り落とす。
12、塗り卵を表面に塗る。

・二度塗りすると焼き色が濃くなる。(1度目を塗って2~3分してから2度目を塗る)
13、200℃のオーブンで約30分焼成し、温度を下げて180℃で20~30分焼成する。粗熱が取れたら型からはずす。

・カスタードクリームを入れない場合は200℃のオーブンで約20分焼成し、温度を下げて180℃で約20分。

 

 

Recette 39 パンケーキ(ホットケーキ)

大きめに焼くなら2枚分ですが、小さめなら4枚くらい焼けます。

 

難易度 ☆☆

所要時間 約30分

 

【材料】(直径18cm 2枚分)
 卵 M1個
 砂糖 40g
 牛乳 100ml
 薄力粉 150g
 ベーキングパウダー 15g

 

【製法】

《準備①》 薄力粉とベーキングパウダーを合わせ、まとめてふるう。

1、ボウルに卵を割り入れ、砂糖を加え合わせる。

2、牛乳を加え合わせる。

3、準備①でふるっておいた粉類をまとめて加え合わせる。

4、フライパンを弱火にかけ、生地を半量流し入れる。

・フライパンに生地がくっつきそうなら、フライパンに薄くサラダ油を塗り広げておく。

・次の工程で表面に気泡が出てくるより先に裏面が焦げそうなら、一度濡れ布巾の上にフライパンをおいて温度を下げる。ジュッ、と音が鳴ればOK。特にIHコンロの場合、中心がに熱が偏り焦げやすいので、生地を流し入れる前に一度濡れ布巾の上にのせて熱を均一にしておくと安心。

5、3分程焼いて、表面に気泡がでてきたらひっくり返す。

・気泡は中心を含めて表面の全体にでるくらい。

6、さらに2分程焼く。

7、3~5を繰り返し、同じようにもう1枚焼く。

8、お好みでバターをのせ、メープルシロップやハチミツをかける。

・有塩バターでも無塩バターでもお好みで。

 

 

Recette 38 洋梨のキャラメルパウンドケーキ

前回の洋梨が余っていたので洋梨を使いましたが、リンゴやバナナに差し換えてもキャラメルパウンドケーキに合うのでおすすめです。

缶詰でなく生のフルーツを使う場合は、ソテーするときに砂糖を加えて甘さを調節してください。

 

難易度 ☆☆☆

所要時間 約60分(+焼成時間50分)

 

【材料】(9×20cm 1台分)

≪キャラメルソース

 グラニュー糖 80g
 水 20ml
 生クリーム 50ml

洋梨のソテー≫

 洋梨(缶詰) 半割5~6個
 無塩バター 10g

≪パウンドケーキ≫

 無塩バター 120g
 グラニュー糖 80g
 卵 M2個
 薄力粉 130g
 ベーキングパウダー 3g

 

【手順】

①キャラメルソースをつくる

洋梨のソテーをつくる

③パウンドケーキをつくる

 

【製法① キャラメルソースをつくる】

1、鍋にグラニュー糖と水を入れ、火にかける。

・動画は強火にかけているが、一気に焦げるので初心者の方は最初だけ中火にかけ、大きな泡でフツフツと煮立ってきたら弱火にしてゆっくりと焦がすのがおすすめ。
2、色付くまで焦がし、早めに火を止める。火を止めても予熱で焦げるので、様子を見ながら調節する。

・ふちの一部が濃い飴色になってきた時点で火を止める。色付き始めると急速に焦げていくので、注意。

・煙がでるので、必ず換気扇を回しておく。

3、生クリームを半量(25ml)加え混ぜる。混ざったら、残りの生クリームを全て加え、再度よく混ぜる。

・混ぜる時にはねるので、火傷に注意する。
4、ボウルに移し、常温で冷ましておく。

・冷蔵庫で冷やすと固くて生地に混ざりにくくなってしまうので、必ず常温で冷ます。

 

【製法② 洋梨のソテーをつくる】

1、洋梨の水気をふきとり、1.5cm角のサイコロ状に切る。
2、フライパンを火にかけ、バターを入れて溶かす。
3、切った洋梨をフライパンに入れ、炒める。
4、洋梨が薄く色付いてきたらバットに移し、冷蔵庫で冷ましておく。

 

【製法③ パウンドケーキをつくる】

準備① バターと卵を常温にしておく。

・気温にもよるが、バターは約1時間(夏場30分、冬場2時間)室温におく。薄くスライスしておくと時短になる。または、200wの電子レンジで様子をみつつ温め、やわらかくする。その場合、温めすぎてバターを溶かさないよう注意。

・卵は溶きほぐしてから湯煎にかけ温めてもいいが、熱すぎると後に合わせた時にバターが溶けてしまうので、30℃以上にはしない。

準備② 型にクッキングシートをしき込む。
準備③ 薄力粉とベーキングパウダーを合わせて2回ふるう。
準備④ オーブンを170℃に予熱しておく。
1、準備①のバターをゴムベラで練ってやわらかくし、固さを均一にしてからグラニュー糖を入れ、すり合わせる。

2、準備①の卵をほぐし、少しずつ加える。なめらかになるまでその都度しっかり混ぜる。

・4~6回くらいに分けて卵を加える。前半は分離しにくいので卵を多めに入れても大丈夫だが、後半からは分離しやすくなってくるので、入れる卵の量は少しずつ減らしていくと分離することなく混ぜきれる。

・卵が冷たいと分離しやすので注意。

・途中で分離してしまい、いくら混ぜても乳化しない場合は、ハンドミキサーを使用する。または、4の作業で入れる予定の粉類(薄力粉+ベーキングパウダー)を少量入れると馴染む。

3、準備③でまとめてふるっておいた粉類(薄力粉+ベーキングパウダー)を入れ、切るように混ぜ合わせる。

・混ぜすぎると固くなったり、生焼けの原因になってしまうので、手早く混ぜ合わせる。
4、キャラメルソースを加え合わせる。
5、洋梨のソテーを加え合わせる。
6、準備③で用意した型に生地を流し入れ、表面を平らにならす。

・中央は膨らんで高さがでやすいので、中央をくぼませ、両端を少し高めにならすと、焼成時に程よく膨らむ。
7、温めたオーブンで焼成する。(170℃ 約50分)

・焼き加減はオーブンによって微妙に異なるので、温度や時間はあくまで目安。様子を見つつ微調整する。(中央に竹串をさしてみて、生焼けの生地が付いてこなければ大丈夫。)

・水分量が多いレシピなので、生焼けにならないよう注意が必要。

8、軽く落とす。

・ショックを与えておくと、熱い空気が抜けて、冷めてからも沈みにくくなる

9、型から出してケーキクーラーの上で冷ます。

 

 

Recette 37 洋梨のタルト(タルト・オ・ポワール)

洋梨とアーモンドクリームのシンプルなタルトです。

できたてを温かいまま食べても、冷蔵庫で冷やして食べても美味しく食べられます。

 

難易度 ☆☆☆

所要時間 約90分(+冷蔵60分+焼成時間30分)

     ※冷やして食べる場合は+冷蔵時間3時間

 

【材料】(底の直径21cmのタルト型 1台分)

≪タルト生地≫

 無塩バター 60g

 粉糖 50g

 塩 ひとつまみ

 卵 30g(約1/2個分)

 薄力粉 120g

 アーモンドプードル 15g

 ベーキングパウダー 1g

≪アーモンドクリーム≫

 無塩バター 60g

 砂糖 60g

 卵 L1個分(60g)

 アーモンドプードル 60g

≪組立て≫

 強力粉(手粉) 適量 ※薄力粉でも代用可

 洋梨(缶詰) 半割

 アプリコットジャム(あんずジャム) 50g

 ピスタチオ(ダイス) お好みで

 泣かない粉糖 お好みで

 

【手順】

①タルト生地をつくる

②アーモンドクリームをつくる

③組立て

 

【製法① タルト生地をつくる】(クレメ法)
《準備①》バターを常温にしておく。

・気温にもよるが、バターは約1時間(夏場30分、冬場2時間)室温におく。薄くスライスしておくと時短になる。または、200wの電子レンジで様子をみつつ温め、やわらかくする。その場合、温めすぎてバターを溶かさないよう注意。
《準備②》薄力粉、アーモンドパウダー、ベーキングパウダーを合わせてふるう。
1、常温でやわらかくした準備①のバターを練ってやわらかくし、粉糖を入れすり合わせる。

・バターはマヨネーズくらいのやわらかさになっているのが理想的。

・粉糖にダマがあるようならあらかじめふるっておく。

2、塩を加え合わせる。

・ここでお好みでバニラオイルを加え入れてもOK。
3、溶きほぐした卵を2回に分けて加え、なめらかになるまでその都度しっかり混ぜる。

・卵が冷たいと分離しやすいので、不安な場合は卵を常温に戻してから使用する。ただし、温めすぎるとバターが溶けてしまうので注意。
4、塩を加え合わせる。
5、準備②であわせてふるっておいた粉類(薄力粉、アーモンドパウダー、ベーキングパウダー)を入れ、切るように混ぜる。
6、ラップで包み、冷蔵庫で休ませる。(1時間以上)

・1時間休ませれば生地は冷えますが、一晩(約6~24時間)しっかり休ませると、ムラや歪みがなく、なめらかな表面に焼き上がります。

 

【製法② アーモンドクリームをつくる】

《準備③》バターを常温にしておく。

・上記《準備①》と同じ。

1、常温でやわらかくした準備③のバターを練ってやわらかくし、砂糖を入れすり合わせる。

2、アーモンドプードルを加え混ぜる。

3、溶きほぐした卵を加え合わせる。

・ダマが残るようならホイッパーでしっかり混ぜてなめらかにする。
4、そのまま常温においておく。

 

【製法③ 組立て】
《準備④》オーブンを170℃に予熱しておく。
1、台に手粉(強力粉)をして、冷やしておいたタルト生地をちぎり、まとめるように揉みなおす。

・打ち粉は薄力粉でもOK。ただ、強力粉の方が粒子が粗くベタつきにくいので、あれば強力粉を使う。
2、生地の固さが均一になったら、めん棒でのばす。タルト型よりもひと回り大きくなるまでのばす。(直径27cmくらい)
3、のばした生地をタルト型にかぶせ、しき込む。
4、角や縁を軽く押して接着する。

5、めん棒で余分な生地を押し切る。

焼成すると生地は多少縮んでしまうので、押し切った後に型の高さよりも少し高めに生地の縁を整えておくと綺麗に仕上がる。

6、冷蔵庫に生地を入れておく。

7、水気をきった半割の洋梨を約5mm厚にスライスする。

・タルトが生焼けになってしまうので、洋梨の水気はしっかりふき取っておく。

8、フォークでまんべんなく穴をあける。

・竹串、ピケローラー等、蒸気抜きの穴が開けられれば何を使ってもOK。
9、アーモンドクリームをタルトの中に入れ、平らにしき込む。

・絞り袋で渦巻き状に絞り込んでもOK。

・パレットナイフでタルトを傷付けないように注意する。
10、7でスライスした洋梨をのせる。

洋梨ののせ方は自由でOK。

11、準備④で温めたオーブンで焼成する。(170℃ 約35分)

・焼き加減はオーブンによって微妙に異なるので、温度や時間はあくまで目安。様子を見つつ微調整する。
12、温かいうちにアプリコットジャムをぬる。

アプリコットジャムは裏ごしし、少し温めておくと綺麗に塗りやすい。
13、ピスタチオをのせる。

14、粗熱がとれたら型からはずし、茶こしで泣かない粉糖をかける。

 ・甘くなりすぎるのが嫌な人は省略する。