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youtube動画の補足と雑記

Recette 37 洋梨のタルト(タルト・オ・ポワール)

洋梨とアーモンドクリームのシンプルなタルトです。

できたてを温かいまま食べても、冷蔵庫で冷やして食べても美味しく食べられます。

 

難易度 ☆☆☆

所要時間 約90分(+冷蔵60分+焼成時間30分)

     ※冷やして食べる場合は+冷蔵時間3時間

 

【材料】(底の直径21cmのタルト型 1台分)

≪タルト生地≫

 無塩バター 60g

 粉糖 50g

 塩 ひとつまみ

 卵 30g(約1/2個分)

 薄力粉 120g

 アーモンドプードル 15g

 ベーキングパウダー 1g

≪アーモンドクリーム≫

 無塩バター 60g

 砂糖 60g

 卵 L1個分(60g)

 アーモンドプードル 60g

≪組立て≫

 強力粉(手粉) 適量 ※薄力粉でも代用可

 洋梨(缶詰) 半割

 アプリコットジャム(あんずジャム) 50g

 ピスタチオ(ダイス) お好みで

 泣かない粉糖 お好みで

 

【手順】

①タルト生地をつくる

②アーモンドクリームをつくる

③組立て

 

【製法① タルト生地をつくる】(クレメ法)
《準備①》バターを常温にしておく。

・気温にもよるが、バターは約1時間(夏場30分、冬場2時間)室温におく。薄くスライスしておくと時短になる。または、200wの電子レンジで様子をみつつ温め、やわらかくする。その場合、温めすぎてバターを溶かさないよう注意。
《準備②》薄力粉、アーモンドパウダー、ベーキングパウダーを合わせてふるう。
1、常温でやわらかくした準備①のバターを練ってやわらかくし、粉糖を入れすり合わせる。

・バターはマヨネーズくらいのやわらかさになっているのが理想的。

・粉糖にダマがあるようならあらかじめふるっておく。

2、塩を加え合わせる。

・ここでお好みでバニラオイルを加え入れてもOK。
3、溶きほぐした卵を2回に分けて加え、なめらかになるまでその都度しっかり混ぜる。

・卵が冷たいと分離しやすいので、不安な場合は卵を常温に戻してから使用する。ただし、温めすぎるとバターが溶けてしまうので注意。
4、塩を加え合わせる。
5、準備②であわせてふるっておいた粉類(薄力粉、アーモンドパウダー、ベーキングパウダー)を入れ、切るように混ぜる。
6、ラップで包み、冷蔵庫で休ませる。(1時間以上)

・1時間休ませれば生地は冷えますが、一晩(約6~24時間)しっかり休ませると、ムラや歪みがなく、なめらかな表面に焼き上がります。

 

【製法② アーモンドクリームをつくる】

《準備③》バターを常温にしておく。

・上記《準備①》と同じ。

1、常温でやわらかくした準備③のバターを練ってやわらかくし、砂糖を入れすり合わせる。

2、アーモンドプードルを加え混ぜる。

3、溶きほぐした卵を加え合わせる。

・ダマが残るようならホイッパーでしっかり混ぜてなめらかにする。
4、そのまま常温においておく。

 

【製法③ 組立て】
《準備④》オーブンを170℃に予熱しておく。
1、台に手粉(強力粉)をして、冷やしておいたタルト生地をちぎり、まとめるように揉みなおす。

・打ち粉は薄力粉でもOK。ただ、強力粉の方が粒子が粗くベタつきにくいので、あれば強力粉を使う。
2、生地の固さが均一になったら、めん棒でのばす。タルト型よりもひと回り大きくなるまでのばす。(直径27cmくらい)
3、のばした生地をタルト型にかぶせ、しき込む。
4、角や縁を軽く押して接着する。

5、めん棒で余分な生地を押し切る。

焼成すると生地は多少縮んでしまうので、押し切った後に型の高さよりも少し高めに生地の縁を整えておくと綺麗に仕上がる。

6、冷蔵庫に生地を入れておく。

7、水気をきった半割の洋梨を約5mm厚にスライスする。

・タルトが生焼けになってしまうので、洋梨の水気はしっかりふき取っておく。

8、フォークでまんべんなく穴をあける。

・竹串、ピケローラー等、蒸気抜きの穴が開けられれば何を使ってもOK。
9、アーモンドクリームをタルトの中に入れ、平らにしき込む。

・絞り袋で渦巻き状に絞り込んでもOK。

・パレットナイフでタルトを傷付けないように注意する。
10、7でスライスした洋梨をのせる。

洋梨ののせ方は自由でOK。

11、準備④で温めたオーブンで焼成する。(170℃ 約35分)

・焼き加減はオーブンによって微妙に異なるので、温度や時間はあくまで目安。様子を見つつ微調整する。
12、温かいうちにアプリコットジャムをぬる。

アプリコットジャムは裏ごしし、少し温めておくと綺麗に塗りやすい。
13、ピスタチオをのせる。

14、粗熱がとれたら型からはずし、茶こしで泣かない粉糖をかける。

 ・甘くなりすぎるのが嫌な人は省略する。