Recette 6 基本のパウンドケーキ(ジェノワーズ法)
ジェノワーズ法(またはオール・イン・ワン法)と呼ばれる、「パウンドケーキ」をジェノワーズと同じ手順で作る製法です。
難易度 ☆☆
所要時間 約15分(+焼成時間45分)
【材料】(9×20cm 1台分)
卵 M3個(150g)
砂糖 150g
薄力粉 150g
無塩バター 150g
【準備】
1、湯煎でバターを溶かす
・ラップをかけ電子レンジで溶かしてもOKです。
2、型にクッキングシートを敷き込む。
3、薄力粉を2回ふるう。
4、オーブンを180℃に予熱しておく。
【製法】
1、卵をボウルに割り入れ、湯煎にかけてほぐす。
・湯煎にかけると卵が泡立ちやすくなります。(湯煎のお湯が熱すぎると卵に火が通って固まってしまうので、80℃くらいのお湯を使う。もしくは、先に卵をほぐし砂糖を入れてから湯煎にかけると、卵は固まりにくくなる。)
2、砂糖を入れ、ハンドミキサーの高速でトロトロになるまで泡立てる。
・黄身ぶしができるので、必ず卵をほぐしてから砂糖を入れてください。(“黄身ぶし”とは、パウンドが焼き上がった時、表面に出て来てしまう点々のこと。これは、卵黄膜に付いた砂糖が固まってできるもので、歯触りが悪くなる。)
・スポンジ生地ほどしっかり泡立てる必要はなく、とろみがつく程度にしてください。
3、低速でキメを整える。(約20秒)
・泡が均一化し、キメ細やかなパウンドになります。
4、湯煎からはずし、薄力粉を混ぜ合わせる。
・この時点で生地の温度が40~50℃になっているのがベストです。(生地の温度が高すぎる場合は、泡立てている途中で湯煎からはずす。)
・生地を底からすくい上げるように、手早く混ぜてください。(できるだけ泡をつぶさず、粉だまがなくなるまで。)
5、バターに生地の一部を入れ混ぜ合わせてから、生地全体と合わせる。
・バターは約50℃まで温めてから合わせてください。(バターは30℃以下になると固まり始め泡を壊してしまうため、合わせた時に生地温度が30℃以下にならないよう、少し高めの温度で合わせていく。)
6、型に生地を流し入れる。
・流し入れてから、軽く表面を混ぜてください。(最後にボウルから拭った生地は泡が潰れているので、火が通りにくい。焼きあがった時に窪んでしまうのを避けるため、混ぜて馴染ませておく。)
7、温めたオーブンで焼成する。(180℃ 約45分)
・焼き加減はオーブンによって微妙に異なるので、温度や時間はあくまで目安です。様子を見つつ微調整してください。(中央に竹串をさしてみて、生焼けの生地が付いてこなければ大丈夫です。)
8、軽く落とす。
・ショックを与えておくと、熱い空気が抜けて、冷めてからも沈みにくくなります。
9、粗熱がとれたら、型とクッキングシートをはずす。